架「もーねー、クラスの女子に『昨日一緒にいた5人って2年のアイドルたちだよね』って血眼で迫られてさーあれは貞子以来の恐怖だよね」
夏「俺らも一緒だよ」
「ほんと勘弁してほしいわ」
沙「架月ちゃん人気者だよ」
架「それいうなら皆の方でしょうが!笑」
にかっと笑った架月ちゃんはそんなことをいいながら沙絃の言葉に照れたように頬を赤らめていた。
そんなところが可愛いと思う。心は純粋な女の子だから。
でも可愛いとは思うが多分恋愛対象にはならない。
こういうタイプの子は友達が一番だから。
でもー、仮にこん中の誰かと付き合うことになったら嫉妬する。
だってこんな可愛い子と付き合うとか羨ましすぎるやん!?
絶対ハルやソラや沙絃は確実に狙うんじゃいかと予想してる。
めんどくさいーとか最悪ーとか言ってるけど、結局架月ちゃんいい子だから惚れちゃうんだろうなー。
グルグル考えながら食堂に到着。
もちろん視線は熱いままだ。
つかさっき架月ちゃんの話では5人のアイドルみたいなこと言ってたよな。
5人ってことは、俺もってことか。...てことか!
今ごろ気がついて喜ぶ俺。
やべぇ!俺も周りからハルとかと同レベルだと思われてんのか!うれし!
悠「...突然テンションあがり始めたけど大丈夫?」
夏「...山の天気だよ」
架「なにそれなにそれ」
「気にしなくていいよ、それより何食べる?」
架「肉!」
沙「おぉー肉食系女子」
架「いっぱい食べる君が好きー♪ってやつ?」
沙「それとこれとはちょっと話が違う」
空「......」
とうとうソラが喋らなくなったところで、俺らの後ろから別の声が聞こえてきた。
「あれ?ハルじゃん。学食とか珍しいー」
