このクラス美人多くねぇか?先生方美人配分間違えたんじゃねぇの?ついでにイケメン配分も間違えただろ。





なんだこの美形揃いのクラス!



羨ましい限りだな!





夏「何してんの」



「美人が...っ美人が多いんだ!」





膝をついて床を叩く俺を冷めた目でみてくる夏閃。



お願いだからこんな俺をみないでくれ!恥ずかしい。





夏「てゆーかソラ、本読んでるし」





沙絃とハルが頑張って対応してる後ろでソラは呑気に本なんか呼んでる。





窓から入ってくる風に髪が靡いてる感じがカッコいいんだよ!くそ!


しかも陽射しの加減もちょうどいいんだな、ちくしょーっ





夏「...黎も十分かっこいいから大丈夫だよ」



「心読むな。それとやめてくれ、同情の言葉にしか聞こえない」





ソラを見ていたとき、ハルと目があった。



すると安堵したように笑い俺たちの方へ来た。





なんて可愛らしい笑顔!



女子が全員やられてるよ!気づいてんのか。





悠「そっちもおんなじ?」




夏「うん、だから避難してきた」




悠「ははっそっか。架月ちゃん人気者だね」




「沙絃はやけに楽しそうだけど」





男子からの視線を一身に浴びながら雄弁してる様子の沙絃は楽しそうに笑っている。





ソラには話しかけても無意味だと悟ったのか誰もいない。


ただ遠巻きからの視線は熱い。





悠「なんかね、さも自分の彼女かのように自慢げに話してる。幸せだな沙絃は」




夏「ソラは相変わらずだね」




悠「眠くて不機嫌みたい 笑」