あれ、架月ちゃんって俺たちと同じ睡眠時間だよね?って思うくらい元気だった。


この子ちょっと怖い。





2年生の階でそれぞれ分かれ、



俺と夏閃は同じクラスに入っていく。





扉を開けると皆(男ども)が一斉にこちらをみた。





え?これはこれで怖い。



十数人の目がこっち向いてんだよ?ホラーだホラー。夏閃とか微妙に顔青ざめてる。





男1「お前ら昨日マックで桜葉といただろ!」




男2「桜葉ってあの桜葉だろ!?」




男3「どうやって知り合ったんだよあんな美人!」




「いやあのですねー...」





架月ちゃんは君たちが思ってるほどの子じゃないよ、って言ってあげたい。



あの美貌に騙されてる...!





てゆーか架月ちゃんってこんな有名だったんだ。





男4「なあなあなあ!桜葉、どんな子?」




男5「大人しそうだけど実際そうなん?」




黎夏「......」





なんだって?大人しそう?



とんでもない!黙ってれば大人しそうにもみえなくはない!けど大間違いだ!大誤算だ!





本性知ったら“大人しそう”なんてギャグだ!



むしろ逆!煩いしおバカだし早朝に走らせるし(結構根に持ってる)。





「ちょぉーっと俺たちにはなんとも」



夏「言えねぇーっスわ」





はははと愛想笑いを浮かべながら後退りをした俺たちは廊下に出ることに成功。


そしてそのままソラたちがいる教室に移動。





他の3人はどうなってるだろう。



多分俺たちのようになってるに違いない。





後ろのドアからそーっと様子を伺ってみると、



イケメン3人の周りには男が群がっていた。





うわわーこっちも大変そー。



つか女子からの視線もお熱いことで!バカヤロー!