架「えーやだよ。寝顔撮られたくない」
そういうところはちゃんとしてるんだ。
寝顔撮られたくないってことは相当変な顔して寝てんだろうな。
眠りながら変顔ですか。なかなか上級者ですな。
黎「そんなこと言わずに寝ましょうよ」
架「何そのスマホ」
黎「架月ちゃんがいつ寝てもいいようにスタンバってる」
架「黎がそうしてる限り私は寝ません!一生寝ません!」
元気アピールなのかなんなのか、
両腕を高く掲げた架月ちゃんは「うおぉーっ」と叫んでいた。
この子本当は男なんじゃないかと思うんだけど大丈夫だよな?ちゃんと女子だよな?
まあ中身男だけど見た目はちゃんと華奢な女子の体してるからな。
脚とか細過ぎて折れそうだ。
黙ってれば可愛いからな、架月ちゃん。
悠「そろそろ沙絃たち捜すか」
「それはいいけどその笑顔やめて、腹立つ」
悠「ごめんごめん、つい」
「小悪魔通りすぎて悪魔だ」
悠の顔太陽なんじゃないかと思うくらい眩い笑み向けられたってさ、こっちはもう疲れきってんだよ。学校行くより疲れてんだけど。
夏「でも捜すってどこ捜すの?」
悠「取り敢えず家の中からだな」
架「よーっし、かくれんぼだぁー!」
