黎「架月ちゃんの第一声、なんだと思う?」
それわかったらすげぇよ。
その一言で終わらせようとしようとした。が、
黎「当てた人は架月ちゃんの隠し撮り寝顔写真やる」
夏「やる!」
沙「寝顔とか可愛くない訳ないだろーが!」
他の2人はやる気満々のようだがちょっと待てよ。
「その写真が入手出来る保証があるのかよ」
黎「それはー...わからん!でもどうにかなる!」
「お前のどうにかなるは信用できねぇ」
黎「はははーっ」
夏「その笑い何?笑」
とか言ってる間に俺たちは悠の家の扉の前。
いつ見ても豪華だなおい!
インターホンひとつ押せば人生で一番騒がしい夜が始まる訳だがその前に。
黎「さあさあさあさあ。なんだと思う!?」
やけにテンションたけぇな。
夜からそのノリやめて。ついてけないから。
沙「そうだなー。俺の願望でいい?」
黎「ご自由に」
沙「“おかえり♪”がいい」
え?おかえり?
ここって沙絃の家だっけ?
俺の見る限り表札には“神木”ってみるけど。
いくら架月ちゃんがバカでもそれはないだろ。
夏「“待ってたよー”って感じ?んで俺に抱きつく」
願望丸出しじゃねぇか。
まあでもそうなったら嬉しいけど...
「俺はーそうだな......。“お腹すいた”?」
夏「あ、なんかそれありそう」
黎「変更不可なーじゃ、行こっか」
沙「待て待て。黎はなんだと思うんだよ」
インターホンに伸ばした腕に手をおいた沙絃は不機嫌そうに言う。
当の本人は悪びれた様子もなく顎に手を当てて上目遣いをするように視線を上にして考える。
