ポジティブGIRLと愉快なBOYたち

とりあえず明日の学校の準備をして、



着替えとかは悠にどうにかしてもらうということで。





黎「30分ぶりー」




夏「皆許可もらえた?」




沙「よゆーよゆー」




「まあなんとか」





母親が少し嫌そうな顔をしたのは俺の分の晩御飯もすでに用意してあったせいだ





「泊まるのは勝手だけど早く言ってよねー1人分の食費無駄にした」とか訳わかんねぇこと言われたけど、



基本子供のこと放かりっぱなしだから許可とかとる必要は特にないんだよな。






沙「じゃあ行こう!」




黎「ハルの家ってどこだっけー?」




夏「確かこっち」




「夏閃、そっち自分家な」




沙「さりげに帰ろうとしてるだろお前!」




夏「バレた」





「はいはい行きますよー」と半ばなげやりにそう言った夏閃は、


頭の後ろで手を組んで悠の家に向かって歩き出した。





つか夏閃と黎が架月ちゃんの話に乗ったからこうなったんだろうが。



帰りたいのはこっちだバカ。





どうでもいい会話を交わしながら、



街灯が灯る夜道を男4人で横並びに歩く。





夏「晩御飯なんだろ」



沙「腹へったー」





マックであんだけ食っといてまだ食うつもりかこいつ。



人ん家だからちょっとは遠慮しろよ。





黎「なー賭けしない?賭け」



「何の?」





突然楽しげにそういい始めた黎にそう返すけど、



どうせろくでもないことだろ。