ポジティブGIRLと愉快なBOYたち

まー架月ちゃん変わった子だけど可愛いからな。


嬉しいよ。うん、嬉しい。





悠「めっちゃ求愛してたじゃん。ソラに取られちゃうよ、架月ちゃん」




架「私には無理だーっ空祈と沙絃かなんて選べない!...あ、でも空祈の方がいいかも」




「遠慮する」




沙「俺も」




夏「え、どんな風の吹き回し?」





疑問に思うのもわかるがなんとなく検討はつく。





だってこいつの好みのタイプ全然ちげぇもん。



多分架月ちゃんがずれてることに気付いたんだろうな。





...今更だけど。





沙「架月ちゃんねー違った」




架「その言い方さりげショックなんですけど」




黎「沙絃は大人っぽい子がタイプなんだよー」




架「私が子供っぽいとでも!?酷くない!?」




悠「実際そうだろ 笑」




架「笑いながらそんなこと言わないでよ」




夏「そんな架月ちゃんも好きだよ」




架「その慰めが虚しい!」




「...」




架「で無視ですか高城氏。やっぱ性格悪いんじゃん」





なんだよもう!俺に絡まないで。





架月ちゃんがどうとかこうとかいいからさ、帰ろう。



外暗くなってきてるんですけど。





変な人に誘拐されても知らないよ俺。





架「もー!私帰る!」



悠「ちょ...っ架月ちゃん、1人で帰ったら危ないって」





慌ててカバンを掴んだ悠は拗ねた様子の架月ちゃんを追い掛けてマックを出ていった。





架月ちゃんの隣に並んで困ったように笑う悠。



そんな2人がお似合いすぎて...





沙「...俺らも帰るか」





架月ちゃんがとられたというよりも悠がとられたというショックの方が大きいまま、



男4人は肩を並べてマックを出た。