ポジティブGIRLと愉快なBOYたち

それより俺の性格悪いか否かの話はどこいった。



すげぇ話ずれてんだけど。





つか黎、それぜってぇ嘘だろ。





沙「まだまだだな、黎。俺は高1の時にはもうその技を習得してた」




夏「そんな話聞いたことないんだけど」




沙「言わなかっただけだ」




架「沙絃嘘っぽすぎる」




悠「黎の話の時はあんなに興味のある目してたのに」





これはあれだろうか。



差別というやつか?





明らかに黎と沙絃の扱いが違う気がする。





つか目開けながら寝るって...



ドライアイになるわ!





夏「そろそろ帰る?」





夏閃の言葉に窓の外をみると、



空は青と紫の入り交じった幻想的な色に変わっていた。





黎「そうするかー」




「架月ちゃんが変な男に捕まるとダメだからね」




架「あ、なんか今の台詞キュンとした」





頬を赤くさせながら制服の上から胸を抑える仕草をする架月ちゃん。





ん?まあ、...うん。





「...」




架「なにその顔!もうちょっと喜んだっていいじゃん!」




「イエイエ、喜んでますとも」




悠「そういうのは沙絃に言ってあげて」




沙「......。ん?俺?」





満腹になったせいかウトウトしていた沙絃は半開きの目をこっちに向けて、



頭にハテナを浮かべている。