デリリウム



『ししし、星来くん!?』


「星来ね。ししし星来じゃない」


『う、うん!!』



私はすぐに釘付けになった。


なんでこんなとこにいるの??


カッコよ過ぎ……はぁ……。



「何その目…」


『へ?!』


「人を食べるみたいな目になってる」



うそっ?!

慌てて自分の目をこすろうとした時…


ーーーバタン……



持っていた紅い本が落ちた。


『あ…やば』


つい条件反射に私はその場にしゃがんで本を取ろうとした。


でも手を伸ばした時、本は落ちたことでバサッとページを開いた。


私の手は中のページ(紙)に触れた。