デリリウム



一瞬耳を疑った。


今、何て言った…?


「それじゃ、またね」


星来くんはそう言って私の横を通って行った。

微かに香る彼の匂い


「ちょっとまって」と言おうとしたけど星来くんの匂いにまたトキめいちゃって…

気がついたら私は自分の世界に入っていて……



「ちょっと…!ちょっとぉ!千聖?」


『あ!麻理奈!あれ?星来くんは?』


「自分の世界の中に入りすぎ。彼はでてったよ」



麻理奈は呆れながらそう言った。


『えええええーーーーっ!!なんでよぉーーー!』


がっかりだった。