デリリウム




「迷子の迷子の子猫はん……一体何処でどうやってここに現るたぁー…なぞ、子犬はんー…」


は?


突然どこからか不思議な歌声が聞こえてきた。


私は思わずすっと立ち上がって周りを見た。



「誰?誰かいるの??」

「なんはぁー君はわたくしの姿がみへんのかい〜?」

「は…はいぃ??」



本当に日本語で話てんの?

おまけにまだ歌ってるっぽいし…


なんて言ってるのか分からなくて思わず聞き返した。



「君は人間なのね。だから私の姿が見えないのね……いいでしょう。姿を現すわよー」


今度は歌わずにそう綺麗な声で言った。