「これ使ってる?」

「んー・・・たまに」

「最近使ったのいつ?」

「3ヶ月くらい前?かな」

「んじゃ、捨てるよ」

「え!?えぇ!?」

「これも捨てる」

「えぇぇぇ!?」


「これも・・・これも・・・」



有無も言わさず
ポンポンとゴミ袋に放り投げていく私に



「真弓ちゃんさ・・・
こう・・・恋人らしい事したりしない?」


少し呆れたように笑い
私の方に目を向けている。


「片付けてから考える」


「ですよね・・・」


「その一番上のダンボール下ろして」


「これもすんの!?」


「する」


「了解しました・・・」


何が入ってるか覚えていないという
ダンボールの封を開けると


「食器だよ?」


「ほんとだ」


「っていうか、全部ペアで揃ってるね」


「ここに越す前
同棲してたからね。
いらないもん全部
俺が持たされたもん」


「ふぅん」


「え?ちょっちょ・・・
それ使う気?」


「物に罪はないじゃん。
洗って使えるもんだし」


「そうだけどさー・・・」


苦笑いを浮かべている。