「にしても、総一が
女と仲良くお買い物ってねぇー
世も末じゃん。あははは」


「随分な言われようだな。」


「あの女とはどうなったわけ?
ようやく縁切ったのか?」


「・・・いや、まだ。」


「おいおい・・・
彼女いんのに、あの女と切れてないって
それは、彼女が可哀相だって・・」


「ざーんねん。こいつは
彼女じゃねぇんだなぁ」



そう言いながら
私の頭の上に手を置いた。



「は?彼女じゃなくて何?」


「保護者代行」


・・・保護者代わりか。


そんな言葉に
傷ついてる自分がいる。


「何で保護者?」


「家出少女を保護してやったんだよ」


「家出って・・・
お前、新聞に載るような事すんなよ~?」


「するわけねぇだろうが。」


「お姉さん、お名前は?」


可愛い顔のリオンというお兄さんが
ニコニコしながら
私の顔の前に近づいた。