生ぬるい唾液が
私の口に伝い流れ
どんどん溜まり

男は、ますます
息遣いが荒く

手探りに
私の服の中へと
入ってくる。


「真弓ちゃん、緊張してるの?」


そう言いながら
私の服を上に捲くりながら
胸に顔を埋めている男。


もう・・・限界だ。



気持ち悪い。吐き気がする。




「・・・・・・」



もう・・・・無理。



「うわっ!?」



私の体は拒否反応が出たのか

その場に嘔吐してしまうという

前代未聞の事態となっている。



そんな私を


汚らしいと思っているのだろう、この男は



「きったねぇなぁ・・・」


そう言い捨て

ようやく、私の上から降り隣の部屋へと帰ってくれた。