そんな日々を
2週間ほど過ごした時

私にとって

人生で最大とも言える

最悪な出来事が起こった。


その日・・・・


母は、会社の歓迎会で
私達の夕飯を作り
出かけて行った。


そう、この沢田という男を

母同様、私も信用してしまっていた事は

最大の落とし穴だったのかもしれない。



お風呂に入り、夕飯を食べ・・・



そこまでは良かった。


そこまでは、私も・・・


いつも通り、黙って食事をしていたんだ。


けれど・・・・


部屋の明かりを消し

布団に入った途端

隣の部屋との唯一の仕切りであるふすまが
勢い良く開き

驚き布団から起き上がる私の上に
酒臭い男が圧し掛かる、この現実は

恐怖で体が動かず


酒臭い息と、唾液が
唇を伝い流れ入り


私の体は、ますます
恐怖で固まって動けずにいる。