「な、なに変な事を・・・」

動揺を隠すように
目の前の枝豆に手を伸ばし
自分の口に放り入れた。


「ははは、可愛いなお前」


やっぱ酔っ払いだ。

こいつがこんな事を
私に言うはずがないし。

明日になれば
言った事全部忘れてるのだろう。


そんな調子で
男の一言一言に過剰に反応し
動揺し、赤面し
数時間が経過した。


「ほら、もう帰ろ。
12時前だよ?」


周りにいたお客も
次々に帰り
店内には私達とあと一組のカップルしか残っていない状況へとなってしまっている。


「ん?あぁ、だな。
やべぇ・・・飲みすぎた」


・・・だろうね。


あんだけ飲めば・・・。



店を出ると、いつの間にか雨が降り始めていて
雨の音が響き
平日のせいか人も車も
全然目に付かない。


「そっからそこだから
濡れてもいいだろ。」


そう言いながら
私の手を握り
雨の中歩き始めた。


普通にびしょ濡れだし・・・。


9月も後半というだけあって
少し肌寒いけど・・・・