「そんまま待っとけ」


そう言うと、中から
大きめのバッグを持って来ると


「じゃーんっ!ほら
頭下げてみ」


「え、え?」


シャンプーを手に
私の頭を無理やり下げさせると
髪を乱暴に洗い


「耳塞いで、目閉じて
下向いとけよ」


そう言いながら
バケツに水を再び溜めている。


もしかして・・・もしかして・・


ザバーっ・・・・


ありえない。


服着たままだし
そもそも水だし、バケツだし・・・


「ほら、顔上げろ」


その言葉と同時に
柔らかなタオルが頭にかけられると
乱暴に拭かれ
もう、顔も頭も同じように拭かれている。


「服は・・・
これでいいか。
ほら、これでも着とけ」


バッグをあせくり
長袖シャツに薄い七部ズボンを投げられ
思わず受け取ってしまったけど・・・

そのまま固まっている私。

そんな私に


「何だ?気に入らねぇのか?」


「そういうわけじゃ・・・」


「じゃあ、着れよ。
風邪ひくぞ?」

「でも・・・・」

「あ?別にここで着替えなくていいんだぞ?
中で着替えろよ?」

「そうだけど・・・」


どうしよう。

これは・・・言っていいものなんだろうか・・・