「わりぃわりぃ、ほんっと
可愛いなー」


「あ、そうですか」


「んな怒るなって。
な?ほら、顔あげてみ?
ちゃんとキスしてやっから」


「・・・・・・・」


「まーったく、手のかかるガキだなー」


そうため息まじりに言いながら

私の体を持ち上げるように
布団に乱暴に投げると


私の上に乗り、軽く唇を合わせ

何か考え付いたように


「たまには、真弓からどうぞ?」


そのまま、私の横に寝転がり
目を閉じている。



突然の事に、そのまま体を起こし
固まってしまっている私に


「キスしたかったらしていいし
したくなかったらしなくていいぞ?」



・・・ほんと意地悪だ。



したいに決まってるじゃん・・・


でも・・・・



「ったく、手がかかるな」


勇気なく硬直してしまっている私の手を引っ張ると
総一の体の上に乗りかかるように
倒されてしまい


「ほら、どうすんだ?」


目の前には、総一の顔があるわけで・・・