リオンくんが、ごはんを食べ終えた所で 

朝、差し出されたリオンくんの財布を机の上に出した。


「あの、これ
私・・・預かれません」


「俺と住むの
やっぱ、嫌?」


そう言いながら
冷蔵庫からビールを取り出すと
一気に飲み干した。


「そういう事じゃなくて
これは、リオンくんのだから。
リオンくんが働いて稼いだお金を私が遣うのは
やっぱり、違うと思うから・・」


うまく言えない。


そんな私の言葉を
少し頭を抱えるようにしながら
しばらく考え込むと


「俺、強引すぎた?」


「え・・・?」


「いや、ほら俺さ。
無理矢理に真弓ちゃん
ここに連れて来ちゃったわけじゃん。
いつもの俺なら
絶対、こんな事しないんだけど
こう・・・あの場面見ちゃったらさ
すっげぇ嫌だった。
で、ぶっ飛んだっていうか・・
今日、仕事しながら冷静になって
真弓ちゃんが総一んとこに帰りたいって言えば
ちゃんと帰してやろうって思って
帰ってきたんだけど・・・
ごめん、やっぱ無理。
冷静に、大人な対応しようとか
もうプライドとかどうでもいいや。
俺、たぶん
真弓ちゃんの事本気で好きだわ」



頭の中が混乱してて

リオンくんに何を言われたのか

うまく頭に入ってこない・・・