あー・・・・ダメだ。

私、もう・・・ダメだ。


「やっぱ・・・もう寝る」


そう言いながら
顔をそむけると
総一の手をふりほどき
勢い良く立ち上がると
そのままリビングを後にした。

別に、何か言ってほしかったわけじゃないし

追いかけてきてほしかったわけでもない。


なのに・・・

部屋に入り、リオンくんの眠る布団に潜ると

悔しいのか悲しいのか分かんない感情の涙が
流れ続けている。

そんな状況の中

静かな部屋に
扉が開く音がし
緊張が全身に張りめぐってしまっている。

そして、足音の直後

突然布団をはがされ
私の手を強く掴んでいる総一が見下ろすように立っている。

何も言わず、強く引っ張られるように
部屋を出てリビングへ行くと



「泣いた?」


「ちが・・・っ」


「涙残ってるし。目赤すぎだし」


大きくため息をつき
その場に座り込む総一。


「・・・・・・」


「何で?意味わかんね」


怒ったような声で
呆れたように立ち尽くしうつむく私を
下から見上げるように見ている。