総一の部屋の横を通り
お風呂へ行かないといけない。


分かってるけど・・・
もし、聞きたくない声を聞いてしまった時に
自分でどのくらいのダメージを受けるか
想像すらできない。


その恐怖心から
両手で耳を塞ぎ
一気に駆け抜け
バスルームへと入った。



そして、お風呂から出てからも

耳を塞ぎ、一気に駆け抜け
自分の部屋へ入った。


けれど・・・


隣同士のこの部屋は・・・

わずかに
やはり、声が聞こえてしまう。


リオンくんは既に
寝息をたてているけれど


隣の、総一の部屋からは

総一と、まひろさんの声が
かすかに聞こえる。


思わず、大きく布団を被り
布団の中に潜るように
頭を隠した。


これで聞こえない。


これで、気にならない。


そのはずなのに、

考えたくないのに、想像なんてしたくないのに

2人が一緒に寝てる姿が頭から離れないでいる。