「ねぇねぇ、総一の彼女って
何で帰らないの?」


「え?あー、今夜は家に誰もいないとか言ってたかな」


「総一の親父も相変わらずか」


呆れたように笑っている。


「そうだ、眠い時は
私の部屋に行ってくれたら・・」


明日も仕事なのに
私なんかとしゃべってたら
寝る時間がなくなってしまう。


「あ、俺、ここで寝るよ」


「え?だ、ダメだよ。寒いし
風邪ひくから
私の部屋で寝ていいよ」


「でも・・・俺、丈夫だし」


「ダメ、絶対風邪ひくから。
私の部屋で寝て。
ほら、こっち」


リオンくんの手を引っ張るように部屋へ連れて行くと
布団を指差した。


「真弓ちゃん平気?」


「何が?」


「俺襲っちゃうかもよ?」


「リオンくんが
そんな事するはずないじゃん。
それなら、最初で襲うでしょ?」


「あははは、たしかにね。
真弓ちゃんには敵わないや」


「じゃあ、私お風呂入るから
先、寝てていいよ。
あ・・明日何時に起こせばいい?」


「7時には出ないといけないから
6時半くらいに起こしてもらえると・・・」


「分かった。おやすみなさい」


「おやすみ」