車に乗り、近くの店でパスタをご馳走してもらい
そのまま映画館近くの駐車場に車を停め
アーケードを歩き始めようとした時


「真弓ちゃん、手つなご?」


リオンくんスマイルで
手を差し伸べている。


思わず、手を洋服で拭き
リオンくんの手の上に手を置くと


「何か、デートって感じしてきたね」



そう言いながら
手を握り歩き始めた。


そして、映画館前で立ち止まり



「泣けるのと、怖いのと、アニメと
よく分かんない映画
どれがいい?」



大雑把な言い方だけど
すごく分かりやすい説明だ。



「じゃあ、怖いやつ・・・」


「ほんとに?ほんとに怖いのでいいの?
俺、抱きつくかもしれないよ?」


笑いながら言われると


「リオンくんは、そんな怖がりじゃないから大丈夫」



私まで笑いがでてしまっている。


「人多くなってきたね。
席埋まる前にそろそろ入る?」

20分後の上映という事もあり
人がだんだん集まってきている。