何日かたったある日、母親からとんでもないことを知らされた。

─────凪流が死んだ──────

「·········──え····?」
あまりの衝撃に、ただただ立ち尽くすことしか出来なかった。

·········凪流が?え·········?死んだ·········?
どういうこと?どういう·······こと?


母親は重たい口を開いた。
「·········凪流ちゃん、いじめ·····られていたらしくて·········。」

え?何で?いじめ?いじめは、終わったんじゃ、ないの·········?

確かに、私が土下座したあの日から、いじめは、なくなったはずだ。
なのに?なんで?

状況が、全く、理解できなかった。

凪流が死んだ実感も、浮かばなかった。