「2年連続で1位なんてとても嬉しいです。自分に自信が持てました」 なんだ、さっき緊張してるみたいだったのに今は全然そんな風に見えねーな。 さすが人前に出るのに慣れてるだけあるな。 「なので……」 爽馬は息を吐いて間を置き、また話しだした。 「……今、ここである人に自分の気持ちを伝えたいと思います」 は!? 誰も予想していなかった展開に今まで静かに聞いていた生徒たちがザワつき始めた。 まさか……告白!? サプライズってこのことか!? 爽馬はザワつきにも動じず言葉を紡いでいく。