だけど一番可愛い女装男子はすっげえ不機嫌だな。 不本意で候補になったタイプか。 かわいそーに。 ……そうして周りを見渡しているとふと、俺の隣の人が予想外にもそわそわしているのに気がついた。 「……もしかして緊張してんの?爽馬」 「んー。少し」 苦笑いをする爽馬。 だけど注目されることに慣れている爽馬が緊張なんて考えられない。 「あれ、でも去年でさえお前緊張してなかったじゃん」 「ああ、確かに。……でも今回は特別なんだ」 「特別?」