「おっ、おひゃよう隼人!」


「……なんでお前が緊張してんだよ。ってかまだ朝だぞ。はえーよ」


「べっ、別に緊張なんてしっ、してないしー」


「いや噛みすぎだし声も上ずってっから。分かりやすすぎ」


俺が笑いながらそう言うと、楓はふてくされたような表情になった。


「だって順位気になるじゃん!」


「ならねーだろ。どーせ爽馬1位だろうし」


軽く息を吐きながら言い、自分の席に座る。


楓は俺の前の席の椅子にすばやく座った。



「違うよー。隼人のだよ!」



え?