「じゃあ私、先生に呼ばれてるから気を付けてね。」

「はい、ありがとうございました。」

時計を見たら、あと10分ほど残っていたから席について読書をした。

隣の結人君は、どこかに行ってしまったらしく空席だった。

私は、前に向き直り、昼休みを過ごした。

その日は、結人君と如月さん以外話しかける人はいなかった。