私の中にあと二人いる③


「…よしっ。


敦は、無意識に手加減してんだよ。

たぶん…
俺が女だから、だろうな…」


分かってんじゃねぇか…
自分が女だってこと。


でも…

俺、無意識に手加減してたのか?


洸との喧嘩は…

手加減する余裕なんてねぇぞ?


「まぁ、いいや。

今日は…
本気で喧嘩出来ると思うぜ?」


洸は、ニヤッと笑って俺を見た。