私の中にあと二人いる③


なに、ホテル向かってんだよ!


俺は、すぐに恭也の腕を掴み女から離した。


「ちょっと、いきなり何すんのよ!」


「黙ってろ。女でも俺は容赦しねぇぞ」


女が、怒ってきたから、俺は低い声を出して言った。


女は、ビクッと体を跳ねさせ逃げて行った


「恭也! てめぇ蛍がいながら他の女とホテル行こうとすんじゃねぇ!」


「…洸…か…?」


恭也は、精気が見られないほどに…

どこか遠くを見ていた。