「あぁ、言う前に…

すまん、もう一杯おかわり出来るか?」


「あっ、はい…」


私は、冷蔵庫からお茶を取りだし愁さんに渡した。


「すまん…」


「いえ、私も気づかなかったのがいけなかったので…」


そんなに、喉が渇いていたのかな…?

お茶、テーブルの上に置いた方がよかったかな…?


私もお茶を飲み、愁さんにもう一度、話を聞こうとしたら…


「…!!」


「すまん…

どうしても遥を手に入れたいんだ。」


愁さんの悲しそうな声が聞こえた。