「眠っちゃったよぉ~?

誰が、家まで運ぶぅ~?」


千は、ニヤニヤしながら俺たちに言ってきた。

楽しんでるだろ、千のやつ…


恭也と慶都と良太は、自分が運ぶと言って口喧嘩していた。


俺が、運んでやるよ…と言ったら…

俺も口喧嘩に巻き込まれた。


それで、結局…

アキラが運ぶことになった。


アキラは…


「やっぱり、私ではないかと思ってましたよ…」


洸を背中に担いで、ため息をついていた。