20XX年 5月30日のことだった。
5月30日は俺の誕生日であり、学校が終わって帰宅したら…
突然、全世態空が真っ暗になり、電気が全部消えた。
曇りでもないはずなのになぜ?
俺は自分の部屋の窓から空を見上げたら…
計り知れない宇宙船らしき大きな物体が浮いていた。
地球よりもはるかに大きい、宇宙船が。
一体何が起きたのだろう。
これから何が始まるのだろう。
世界中、悲鳴で埋め尽くされた。
今の俺たちには絶望しかなくなった。
すると突然、家一軒分ほどの大きさの宇宙船らしきものが俺の窓に止まり、中からあきらかに人間ではない生物がでてきた。
体や顔は人間に似ていた。
しかし、髪の毛が尖っていて青色で人間ではないことはわかった。
すると突然、手を伸ばしてきて、「ハヤクコレニノレ」と言ってきた。
乗って大丈夫なのか。
率直に俺は思った。
そんなことを思っているうちに、あのバカでかい宇宙船からレーザーらしき赤い光線が俺の隣の県に降り注いだ。ここがやられるのも時間の問題だ。「ハヤクノレ、シヌゾ」と急かされるように言われ、乗り込もうとしたが、家族はどうなる。
ここにおいていくわけにはいかない。
「家族を連れてくる」そう言い、家族を連れてこようとしたら、宇宙人は「ジカンノムダダ、オマエダケデモコレニノレ、アト30ビョウデココノマチハヤラレテシマウ」「はぁ?家族を置いてけって言うのか!?」「モウイイ、オマエムリヤリツレテイク」そう宇宙人は言い、俺の肩をひっぱり、宇宙船へ放り込んだ。俺は家族の名前を叫び、メッセージを残した。
そしてとてつもないスピードで宇宙船は飛び、日本をぬけた。
すると、俺の県が…
あのバカでかい宇宙船のレーザーの餌食となった。泣き叫ぶ俺を無視し、謎の宇宙人の宇宙船はある惑星へと急いでいた。