彼にも、あの男にも、家族にも、職場の人にも、私は傷をつけた。 …傷を残した…自分にも…。 何かを失っては、何かを得る。 そして人は、自分を知って、周りにあるものに気づく…。 それが何て名前かなんて、私は知らない。 目に見えるものじゃないし、常に感じられるものでもない。 それに気づいたからって、自分の罪が消えるわけじゃない。 むしろ大きくなるばかり…。 だけど、生きることが償いなら、私は前に進まなきゃいけない。