いつもの日曜日。 俺は目覚まし時計が鳴っているのにも関わらず、 そのまま寝返りを打つ。 これはいつも通りのこと。 11時になってやっと布団とさらばし、 あらかじめ用意しておいた服に着替え、 家を出発する。 これもいつも通りだ。 向かうのは奏太の家。 奏太の家には毎週行く。 理由はない。 理由はないけど毎週行く。 つまり日課のようなものだ。