その日は運が悪く、言うなればフィーバーだった。 ゆたがいなければ、先へ進めない状態が何度も続く。 いい加減嫌になり、外で遊ぶのを諦めて、家に帰ることにした。 家の中には、ヤツはいない。 私はまた、いつもの調子に戻って偉そうにしていた。 「ドーナツ、おいしいねえ」 その日のおやつは、大きなリングドーナツが二つ。 ミルクを一口含もうとしたその瞬間。 私は、家の窓にぺったりと張りついているヤツを……発見してしまったのだ。