「ん…」


気がついたらベッドに寝てた。


「おはよ。」


ベッドに寝ている私に近づき笑いかけてくる瞳さん。


「おはようございます!!!」


「はい。これ。」





フルーツオレ?


瞳さんは私にフルーツオレを手渡してきた。


「わー。私これ大好きです」


目をキラキラ輝かせる私。


「よかった。ひろがこれあやちゃんにって持ってきてくれたのよ。」


「けほっけほっ…!」


びっくりして咳き込んでしまった。


「きゃー!大丈夫!?」


瞳さんは私の背中を擦ってくれた。


「ひろ…ここに来たんですか…?」


「うん。あやちゃんの様子見に来てた。」


ひろ…


もう1回会いたい。


それで…


ごめんなさいって言いたい。


「ひろはまだいますか!?」


「うん。まだ帰ってる途中なんじゃないかな?」


高熱があるのに無理矢理起き上がりいつもの学校指定の白いコートに着替える。