風邪が完全に治っていないのか
少し顔が火照っている。


そんな寝顔もたまらなく可愛い。


俺はあやに寄り添った。


「あーちゃん寝ちゃったの?」


裕太が後ろの席から身を乗り出して言う。


「わっ!!」


「そんなにびっくりした?」


びっくりするよ…


「あっ寝顔見てたー?あーちゃんの。」

ビンゴだ。


雄太くん…


こいつって勘いいな。


「あ~俺も眠くなっちゃった。」


と言って座りだし裕太はえりと一緒に爆睡した