「冴島が…別れた彼女に似てたから」


「えっ!?」


びっくりして元気を取り戻した私。


「ごめんな。冴島みたいにちっちゃくてかわいかった。でもな…浮気…された。」


「嘘…」


私と似てる?


「前の彼女は…元気で活発な性格で…大好きって毎日言われてた。俺も彼女が大好きだった。でも、ある日知らない男性とキスしてるのを見た…問い詰めたらあんたのことは遊びだったって言われてな。」


切なそうに笑う高橋くん。


「冴島なら素直ないい子だしいいカップルになれるかなって。」


ふらふらになって立ち上がった。


「高橋くん…」