着替えが終わり俺と裕太は外に出た。


「さーっ。泳ごー。」


裕太は満面の笑みで海に入ろうとする。


「さとうくーん!!!」


細田が叫びながら俺たちに向かって走ってくる



「えり、はしゃぎすぎだろ。」


裕太が飽きれ顔で言う。


おめーも人のこと言えねーだろ。


ん?


細田はあやをおんぶしてる。


「あやどしたんだよ。」


「なんかすごい熱あるの。
救護室ってあったっけ?」


熱?


やっぱり顔が赤かったのは
熱があったからか。



俺は細田の後ろに回り込みあやのおでこを触る



「熱い…!」


「うん。ちょっと救護室探してくる。」


あやが体調悪いとき細田ばっか
助けてるな。


「いいよ。俺があや運ぶから。二人は遊んでて。」


俺はあやを細田から離す。


そしてお姫様抱っこした。


「そう?じゃあお願いね。」