浮気の理由。




「あんた誕生日じゃない。
菜々子ちゃん昔から健気なとこあるから。

…じゃあ私は友達とランチ行くから。
落ち込んでないで元気だしなさいよ!」


めかしこんでた母親にやっと気づいたが、そんなことはどうでもいい。


もしそれが本当だったら、俺はとんだ勘違いヤローだ。


俺は母親がでて行くにも構わず、急いで部屋に戻って携帯をひっつかんだ。