浮気の理由。




「頭いってー…」


そのまま寝てしまった俺は、なんとも言えない倦怠感とともに目を覚ました。


携帯はみなかった。


ダラダラと階下に行くと、母さんのまんべんの笑み。


「…なんだよ?」

そんな気分じゃねぇんだ。

「誕生日おめでとう、太一。」