「それで、今日は何用で。」 なんのために自分を迎えに来たのか、横目で太一を見ると、何と無く緊張してるような。 「あーーー、もうすぐお前誕生日、だろ。 一緒の指輪とか、選ぼうと思って。」 婚約じゃあるまいしっといいたいところだけど、赤面しちゃって言えなかった。 だって、そう言うことなのだろうから。 「まー、そのあれだ。 牽制にもなるしな、それに。」