リビングからお姉ちゃんの声が聞こえて 寝起きのぼんやりとした頭がさえてきた 「ん、おはよ」 「もー、ぼんやりしちゃって〜 転校初日に遅刻なんて笑えないわよ!」 「わかってるってー」 朝から騒がしいお姉ちゃんの言葉を聞き流しながら食パンをかじった。