❀昼休み❀


「雪乃」


四時限目の席替えで
奇跡的にも親友の奈央ちんと
隣の席になれた私。

奈央ちんは身を乗り出して
私に話しかける。


「昼休み、屋上に行って話そう?」

きっと奈央ちんは
朝のあの話をしたいんだろう。
目がキツく鋭くなっていた。

けど....昼休みは昼練があるのよね。
....しかも....言ってなかったんだった。

私が男子バスケ部のマネージャーを
するってこと。

昨日1日は気が動転していて
スッカリ忘れてしまっていた。