そして無事に彪牙に
家まで送ってもらった。


「じゃ、ありがとうね」


にこりと笑ってお礼を言う。
けど彪牙は何も言わずに
黙ってる。


「どうしたの?」


私が聞くと
彪牙は意を決したように

「携番とメアド教えろ」

とよっぽど慣れてないのか
少し恥ずかしそうに言ってきた。


「あ、うん。いいよ」


赤外線で送ってあげて
そして私達はバイバイをした。