イケメン男バス×天然女〜なんで私がマネージャー!?〜


「もういいだろう。
彪牙、お前は先に帰ってるんだ」

「あ?なんでお前に指図
されなきゃなんねーんだよ」

彪牙は一歩も下がる気配も見せず
獲物を捕らえる目付きで食い下がる。

だが匠くんも負けてはいなかった。


「帰れ」


一言。
その一言だけ、だった。

でもそれだけでも
匠くんが言うことによって
言葉にズッシリと重みが出たのが
手にとってわかる。

怒鳴ったわけでもない。
叫んだわけでもない。
モノに当たったわけでもない。

なのに感じるこの圧迫感。

静かで冷静沈着。
いつも通りの匠くんであって
いつも通りじゃない匠くん。