~ピロリん♪




「携帯鳴ってるよ奈央ちん」



「うん。....あ。勇太だ。」



勇太というのは
奈央ちんの彼氏

他校なんだけど
すごくイケメンで優しくて
いい人なんだ♪


すっごく奈央ちんを
わかってるってゆーか
とにかく絶対幸せにしてくれる!
って確信をもてるようなそんな感じ!



「ごめん!雪乃、私行かなきゃ
門の前で待ってるんだって」



「いいよ♪いってらっしゃい!」



「ありがと!またね!」



そう言って奈央ちんは
長い髪をなびかせ走り去っていった



(これから何しよっかなぁ)




悩んで悩んで悩んだ末に
思い付いたのは....



課題



じゃなかった。



「ふふふーん♪
いつものとこーいつものとこー♪」



雪乃の言う
《いつものとこ》とは
元々家庭科室だった教室
今は塔が変わって使われてないので
雪乃の絶好の自由timeスペースだった



そこでいつも雪乃は
携帯小説を読んだり
ゲームしたり
漫画を読んだり
寝たり

楽しい時間を過ごしている



今日もその予定だった






な の に。




家庭科室に着き
ドアを開けると....





ガラッ!






「え....ッッ!?」





そこにいたのは





見るからにモテそうな....
超超超超超イケメンが3人いた