「仲がいいのか悪いのか
わからないね、あの2人。」

私がそう言うと
彪牙が「気持ち悪いほど仲いいぜ」

「そうかな?まぁ、仲いいのは
わかるけどさ。」

「なんたって幼馴染みだろ?
なぁ?恭也。」

「....ん?」

恭ちゃんはボーッとしていたらしく
話をもう一度聞き返した。

「亮太と皐だよ。お前ら
幼馴染みだよな?確か。」

「ああ」


「お前ら?
恭ちゃんも幼馴染みなの?」


私が恭ちゃんに聞くと
恭ちゃんはこちらに目を向けた。


「俺と亮太と皐は
ずっと幼稚園の頃から一緒」

「へぇそうなんだ!!仲良しなんだね」

「まぁな」

少し照れたように笑った恭ちゃんの
頭上にはおっきな月が見えてる。

(....綺麗....)

私が見とれてると
匠くんが恭ちゃんに話しかける。