「ひゅーちゃんが女嫌いじゃなかったら
こんな事にはなってなかったけどね〜」
飲み干したポカリスエットのペットボトルの中の水滴を暇そうに見つめながら
亮太くんは言った。
「なんか言ったか?亮太テメェ?」
「だって、そーじゃんか〜
も〜ひゅーちゃんって短気だ〜」
「こらこら。落ち着け落ち着け」
呆れたように二人をなだめ始める匠くん。
...匠くんも大変だなぁ...
「僕じゃないもん〜。
落ち着いてないのはひゅーちゃんだけ。」
「あぁ?何だとっコルァ!」
「あ〜もう。ほんっとうっさい〜」
ゴツンッッ!!
痛そうな音ともに
二人の呻き声が耳に入る。
「いった〜」「ってぇ....」
二人に成敗を食らわせたのは
当然匠くん。
「帰るぞ」
(........2度目の....同意。)